RASINMER WORKS

インド刺繍の種類

初めてインドを訪れた時、見たことのない刺繍を目にし 一瞬で心を奪われました。

静かに興奮しながらマーケットを散策し、様々なインドの刺繍生地を見て

「すごいものに出会ってしまったぞ」と、ワクワクしたこと、

あの時の胸の高まりを今でもはっきり覚えています。

 

布好きなら一度は訪れてほしい国、インド。

そんなインドの手仕事をご紹介します。

 

バンジャラ族の刺繍

交易を仕事としていたインドの遊牧民、バンジャラ族。

刺繍をすることで長い旅に耐えれるよう、丈夫に仕上がっています。

太めの糸で一針一針力強く刺し子が施されており、中央には太陽のような模様が。

砂漠で暮らす遊牧民の生活の知恵とセンスがつまっています。

 

 

バンジャラ族の小袋。

子安貝の飾りには子孫繁栄の願いが込められているそう。

 

 

バンジャラ族の刺繍布を普段使いできるよう小物を作りました。

カッチ地方の刺繍

グジャラート州カッチ地方の衣装に施された刺繍。

こんなに豪華な刺繍の服を普段着としている彼らの感性に驚き。

 

地が見えないほど刺繍でうめ尽くされています。

時間がかかるミラー刺繍も沢山。

 

 

 

色彩豊かでアーティスティックなカッチの刺繍は現代アートのよう。

カッチ刺繍の生地を小さく裁断して、キーカバーにしました。

 

 

コインケースや巾着などにしても可愛いです。




ラバリ族の刺繍

グジャラート州カッチ地方に住むラバリ族の男性の上衣。

細い糸で様々な文様が刺繍されています。

 

 

 

特徴のある刺繍には月や孔雀などが表現されています。

 

ラバリ族の民族衣装や刺繍生地で作ったポーチやコインケース等の小物は当店でも人気商品です。

 

ザリワーク

インドとパキスタンの国境付近に住むムスリムの女性たちの衣装。

土台の布が見えないくらいみっちりと刺繍された衣装。

豪華なので、婚礼用の衣装かと思っていたら、普段着だそう。

 

ザリワークと呼ばれる、金色に輝く太いモールのような糸を細い糸で細かく縫いとめるという技法。

金糸がキラキラと光り、美しいです。

気が遠くなるほど細かな作業を経て作られた衣装、いったいどれほどの時間がかかったのでしょう。

これほどの刺繍ができる想像力と気力、センスを尊敬します。

 

デザインが多彩なことも魅力的です。

ミラー刺繍が盛り沢山な衣装や、多色使いの三角の刺繍でカラフルに仕上がった衣装など・・

同じデザインの衣装に出会ったことがありません。

 

 

 

丸いデザインと薄いブルーの色合いが素敵な刺繍生地はクラッチバッグに仕立てました。

ラリーキルト(カンタ)

インドやパキスタン等の女性により刺し子された生地。

古布を自由に組あわて、細かくステッチが施されています。

ランディングステッチって見た目簡単そう。。

ですが実際やってみると時間がかかるし、一定の間隔で刺すって難しい。。

 

 

 

藍色に染められたラリーキルトでバッグを。リバーシブル仕立てになっています。

 

ONLINE SHOP

家族を想いながらひたむきに刺繍された貴重なインドの手仕事。

そんな布にハサミを入れるのは毎回ためらいますが

カタチを変えて、異国の手仕事を感じてもらえたら嬉しいです。

↓オンラインショップはこちら

 

 

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